スポーツ現場でよく『腰を落とせ』という言葉を耳にします.
この言葉の危険性について解説します.
まずここでは腰を落とす目的を,【重心を低くするため】として解説します.
もし他の理由が考えられるようでしたらコメントをお願い致します.
スポーツの場面で重心を低くするのは,クイックネスにとても有用で素早く動くためには必要な条件です.
しかし,【重心を低くする】ことを『腰を落とす』と表現するとクイックネスの向上を阻害したりケガを助長したりする恐れがあります.
ゴルフスイングは基本的に両脚が動かない状態で行います.
野球のバッティングもボックス内で,スイング中は一歩踏み出すだけの決められた範囲です.
ピッチングも同様にプレートに足を付けた状態から,一歩踏み出すフォームです.
この決められた範囲で出来るだけ大きいパワーを生み出す必要があります.
そのパワーを生み出す方法について解説します.
スコアアップを目指すゴルファー向けのコラムです.
最近のゴルフ理論として,おおまかに【アームローテーション】と【ボディターン】の2種類に分けられますがここでは【アームローテーション】を使った,ニューオールドスクール系のスイングについての解説になります.
ライン出しやシャローイングを主に用いる【ボディターン】のスイングの違いは↓
自分のスイングとアームローテーションとボディターンスイングの違いを知り始まるゴルフの上達
技術的な要素は80後半までが目安.
前半はゴルフ初心者のために,80台を目指すゴルファーにもスイングの見直しにおすすめです!
飛距離を伸ばすためのパワーの作り方は↓を読んでください.
野球経験者ででスライスに悩む方は↓が参考になります.
理学療法士 × 鍼灸師 × アスレティックトレーナー の鈴木 勇祐です.
解剖学や運動学,生理学を基に医学,スポーツ科学の観点からスポーツに関する情報を解き明かします.
今回はスポーツが上達するには何が必要かを記事にします.
それぞれのスポーツについては,別で記事にしますのでそちらも参考に.
スポーツの上達とは,【運動における技術の上達】とします.
ですので,走るのが速くなるとかジャンプ力についてはまた別の記事とします.
ただし,走ることもジャンプすることも【技術】が関与しますので,無関係ではありません.
まず運動時の脳内の働きを少しだけ解説していきましょう.
ボールを投げたり,打ったりするスポーツで必ず指導される,
‘手首を使え!’
この指導が結構くせものです.
ほとんどの人はトップの画像のような手首の使い方をイメージしていると思います.
解剖学としては,手関節の背屈から掌屈する運動になります.
この動きはもちろん‘手首を使う’には入っているのですが,
この単純な動きだけではスポーツでのパフォーマンスを上げるには至りません.
というか,意味がありません.
具体的に,どのような動きが必要になるかというと,
前腕の‘回内’と‘回外’です.
スポーツメディスンフォーラムの参加記録②です.
投球障害についての内容です.
野球やテニスなどのオーバーヘッドスポーツで,
肩・肘の痛みに悩まされている人は特に読むと悩みの解消につながります.
フォーラム①は‘肉離れを考え直す’というテーマで,
最新情報や予防法を含めて,肉離れをしっかり考える必要性を記事にしました.
今回はフォーラムのランチョンセミナーから午後のセッションのテーマであった,
‘投球障害’を記事にします.
具体的に,肩や肘の痛みが起きているのは何が原因でどう対処すれば良いかが重要です.
身体の機能では,
が問題となります.
肩前方の組織の緩みは,部分的な筋力低下や後方組織の柔軟性低下も
同じような状態ですので同様の考え方になります.
体幹や股関節の可動域は,間接的に肩甲骨の位置に影響するので,
重要なのは肩甲骨と上腕骨の位置関係だと考えれば大丈夫です.