ストレッチってすぐ出来るものですけど,毎日継続的にというとなかなか難しいですね.私も柔らかい方ではないのでやろうやろうと思いながらもついつい・・・
では・・・まず前屈やってみましょう!
- ちゃんと床に手が届きましたか?
- 背骨ばっかり曲がっていませんか?
- 反対に背骨が曲がらず真っ直ぐなっていませんか?
手が床に届かなかった人,片方の手を真横に広げて少し後ろに引きます.そのまま前屈してみてください.
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・・・
不思議っ!さっきより曲がった,手が床に届きそうー!?
ストレッチといえば誰でもわかるくらいその言葉は知れ渡っています.ですが身体を伸ばすようなストレッチという言葉の歴史は浅く1960年頃からだと言われています.それまでも柔軟というような概念での運動は行われていましたが,学術的に用いられるようになったのがその頃だそうです.
今では,運動する前には必ずというほどストレッチをしますし,ストレッチが肩こりや腰痛に効くというところもあります.私も小さい頃から色んなスポーツをしましたが,集団で行うときには必ずストレッチをやっていた記憶があります.とにかくストレッチをやらないとケガをしやすいと言われていました.
最近ではストレッチに対する議論も様々あり,効果的なストレッチの方法が紹介されていますが,まだまだそれが知れ渡っている状況ではないようです.
ストレッチは‘静的’なものと‘動的’なものがあって,静的なものはほとんどの人が連想するような,ストレッチのポーズで動かずに20秒から30秒深呼吸をするような感じです.動的なものは‘ラジオ体操’のように動きながらストレッチをするものです.大まかにいうと,静的なものはリラックス,動的なものは運動する準備,です.
なので,本来静的なストレッチはスポーツでのパフォーマンスを求める場合,直前に行うべきではありません.動的に,動きながら行う方がよいと考えられています.静的なストレッチは,競技終了後や日常のケアとして行うべきです.
他にもストレッチで重要なことは,目的通りにできているか?です.
例えば前屈,身体の固さと言えばまずこれやりますよね.このとき大事なのは,腰のストレッチをしているのか,太ももの後ろの筋肉をストレッチしているのかです.
- 身体を前に曲げて手が床に届くかどうか?
- 床まで指先がどれくらいか?
で身体の固さを判断していませんか?
それも身体の固さをおおまかに把握するには重要なんですが,固さの原因は何か?をみてそれにあったストレッチをしないと,身体に良いとは言いにくくなります.太ももの裏の筋肉が伸びにくいのが原因なのに,腰ばかり曲げていると腰痛にもなりかねません.太ももの裏を集中的に伸ばす方法が必要です.反対に言えばしっかりした方法でストレッチを行えば,身体の痛みの予防や痛みが楽になる可能性も充分あります.
始めに書いたように,前屈したとき背骨が曲がっているか真っ直ぐかどうかもしっかりみる必要があります.そこを観ると普段の姿勢のくせも推察することが出来ます.普段の姿勢は身体の柔軟性にも影響しているのです.背骨が曲がらない人,少しお腹出ていませんか??
ストレッチの方法一つで効果は全然違います.最小限の努力で最大の効果を得たいですね.
注):‘楽して’ ということではありません...
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