スポーツの痛みには様々なものがありますが,大きく分けると,’スポーツ外傷’と’スポーツ障害’に分けられます.
外傷は,打撲・骨折など一回に大きな力が加わり身体に損傷が生じたものを言います.
障害は,繰り返す力が徐々に蓄積し,徐々に身体に損傷が生じたものになります.
今回は,スポーツ障害についての記事です.スポーツ外傷の記事はまた次の機会に.
スポーツと言ってもその競技それぞれで,負担のかかりやすい部分は違います.
- ボールを投げる,ラケットやクラブで打つ動作では肩や肘の痛み
- ボールを蹴る,ジャンプ動作では膝の痛み
- ジャンプ動作や身体の曲げ伸ばしの動作では腰の痛み
他にも股関節や足首,すねの内側,アキレス腱の痛みがあります.
それぞれに痛みの原因があり,個人個人で差異があります.
ボールの投げ方,ラケットなどの道具の使い方,身体の動かし方が挙げられます.
投球では,ボールの握り方から腕の振り方,身体の捻るタイミングや股関節の固さなど,色んな理由が考えられその原因を突き止めることが必要になります.
ラケットやクラブを使う競技では,スウィングの仕方やインパクト時の状態,道具自身の重さや性状も関係してきます.
ジャンプ動作でも,膝を主に使うか股関節をしっかり使えるかで負担が変わります.股関節をしっかり使えれば,ジャンプ力や敏捷性の向上も見込まれ,競技パフォーマンスを引き上げることも可能です.
膝の痛みや腰の痛みも同様に,原因が様々でいかに的確にアプローチできるかが重要です.
スポーツの特性を理解していること,人の構造を詳しく知っていることが必要最低限になります.
巷でまことしやかに言われていることが間違いであることも少なくありません.日本でのスポーツに対する考え方は,まだまだ古いままと言わざるをえない状況です.
動き方やフォームをチェックして原因を見直してみましょう.今までと違う身体の使い方が見えてきますよ.
コメントをお書きください