先日 サッカー トレセンのコンディションニングに立ち会いました.
U-12の選手達でしたが,足元の技術が高く戦略理解も出来ていると感じました.海外サッカーを観る機会も以前より容易になり,レベルの高いサッカーに触れることができること,場所や指導者の存在などサッカーができる環境が整備されていること,そして本人の努力のたまものと思います.
ひとつ気にかかったことはボールを扱う以外の部分,基本的な‘身体の動き’が拙劣である印象を持ったことです.
例の一つにバウンディングですが,しっかり地面を蹴って高く跳ぶことが出来ない選手や,見た動作を模倣できずにスキップになっている選手が多数いました.また,バックペダル(後ろ向き走行)が極端に遅い.プラントやカッティング,スピン動作が安定せずバランスを崩したり,動作遂行に時間を要したりしていました.
不安定な動作やマルアラインメントでの動作を繰り返すことで,スポーツ障害のリスクも大となります.
何が問題か?もちろん個人個人でその原因は違いますが,筋力を含む基礎的な身体能力以外でも,「サッカー以外で体を動かすことが少ない」(他のスポーツに限らずレクリエーションなども含む).また,「ステップ等の練習をしていない」.「本人が重要性を理解していない」.などがあると思います.
ステップなどの動作はサッカーに限ったことではなく多くの競技で必要になります.決まった競技だけでなく,色々な運動を通して体の動きが覚えられれば結果的に競技力の向上にもつながります.このような重要性をどうやって選手たちに伝えて,取り組んでくれるようにするかも大事です.
年齢や競技レベルに合わせて,選手の目標が達成できる状況を作りたいですね.
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